日本・トルコ合作映画「海難1890」

今日から12月ですね!
2015年も残すところあと1か月。。。
風邪など引かず体調管理をしっかりと!

さて、12月は私の気になる映画が2本も上映されます。
1本目は「杉原 千畝」
この映画は、リトアニアのカウナス領事館に
赴任中だった杉原 千畝が、
各地から逃れてきた難民に
ビザを発行し続け、約6,000人もの命を
救ったと言われている男の真実の物語。。。
よろしければこちらをご覧ください。

そして2本目は「海難1890」です!
この映画は、2つの歴史的な事件から友好が生まれる感動的な映画です。

1つ目の事件は1890年に起きた「エルトゥールル号海難事故」です。
トルコの軍艦エルトゥールル号が日本で海難事故に遭遇した際に、
和歌山県串本町の人々が国境を越え、懸命にトルコ人を救出しました。
のちに救出したトルコ人の数は69人と判明。
しかし500名以上が犠牲になった大惨事の事故でした。
当時海軍機関大尉だったムスタファの胸には
人を想う日本人の深い真心が刻まれたのでした。

そして時は1985年。「テヘラン邦人救出劇」へと物語は変わります。

戦争の停戦合意が破棄され、空爆が続くイラン・イラク。
膠着する戦時下で、サダム・フセインが48時間後に
イラン上空を飛行するすべての飛行機を無差別攻撃すると宣言。
他の国々では救援機が到着し自国民を乗せてテヘランから脱出し
徐々に日本国民だけが取り残されていくのでした。
そしてとうとうトルコの救援機が最後の搭乗になることを知った
当時の日本人学校の教師や校長は、トルコの救援機に
日本人が乗れるよう頼んでほしいと、日本大使館へ懇願しました。
日本の官民からの要請を受けたトルコのオザル首相は、
自国民を危険にさらすことになるという周囲の反対を押し切り、
日本人の為の救援機の追加派遣を決断するのでした。
しかし空港には救援機を待つトルコ人たちで溢れていたのでした。
その状況を見た日本人たちは、飛行機に乗ることを諦めかけるが、
一人の日本人が、トルコ人に向かってこう語り始めました。
「今、絶望に陥っているこの日本人を助けられるのは
あなたたちだけです。決めるのは、あなたの心だ」と。
その言葉を聞いたトルコ人たちは、
かつて日本人が示してくれた真心を思い出していく……。

あの海難事故の時に、必死に助けてくれた日本人の優しさ、まごころ
そんな温かい気持ちを思い出したトルコ人が出した答えは・・・

いかがですか??
すごく気になりますよね。
日本人とトルコ人の絆の深さが美しく描かれた映画です!
現在の2か国間の友好の影には、こんな事件があったのですね。

2つの国で2つの事件から生まれたものとは…
決して争いだけではないと、私は思います。
この映画を観て、ぜひあなたなりの答えを見つけてみてくださいね。

~日本・トルコ友好125年の合作映画~
海難1890
2015.12.05 ROADSHOW
公式FACEBOOKはこちら

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11/30には成田空港で『海難1890』の公開を記念して
ターキッシュ エアラインズからの特別機 “KUSHIMOTO”号の
着陸セレモニーが行われました。

TK2

TK1

画像提供:Traicy

“KUSHIMOTO”号はイラン・イラク戦争の際、日本人を救出するために
使用した救助機です。トルコ航空機を利用していたんですね。
85年当時の機体デザインを再現したエアバスA330-200型機は
11月30日の8時55分にTK50便として成田に飛来。
特別機は今後、関空/イスタンブール線の通常便で使用する予定とのことです。

見てみたいな~!
飛行機好きの方、ぜひ関空からのイスタンブール線ご利用ください。

これからもトルコとの友好関係が壊れないことを願います。

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